このブログでは数学の勉強法について書いていますが、
この記事ではセンター試験の問題を使ってどうやって勉強していくのかを見ていきましょう。
Contents
数学はお手本を理解して、フローチャートを見ずに暗唱できればOK
まずはおさらいです。
【超シンプル!誰でも成績が伸びる綺麗事抜きの勉強法】
1、自分の頭で考えている暇があったら、すぐにお手本の解答を読み込んで理解すべし
2、解き方の流れ=解法のフローチャートを何も見ずに暗唱すべし。
3、最終確認で実際に白紙に解答を書けるか確認すべし。
この3つの手順で勉強していくのでした。
詳しくは、以下の記事にまとめてあります。
受験数学勉強法まとめ〜偏差値30から難関大合格までをはじめからていねいに
http://jukenmath.com/matome/
これを踏まえた上で、実際の問題で見ていきましょう。
特に重きを置いて解説するのは2のフローチャートの部分です。
実際の問題で見ていこう
今回使う問題はセンター数学1Aの過去問です。
今回使うのは、
センター数学1A、2017、第1問[3]
の二次関数の問題です。
便宜上①、②、③の3つの部分に分けておきましょう。
ではこの解答例を載せておきましょう。
①の解答例
②の解答例
③の解答例。
参考書もこんな感じで、
問題があって、そして解答(解説)がありますよね。
1、自分の頭で考えている暇があったら、すぐにお手本の解答を読み込んで理解すべし
まずはこの問題と解答を読んで理解していきましょう。
苦手な人はいきなり解こうとして、解けなくて、
ああなんて自分はできないんだと自分を責めがちですが、
わからないものはわからないです笑
それでいいので、まずは問題文をしっかり読んで理解していきましょう。
(問題文を読みながら、、、)
①aは定数なのかー。
g(x)なんかいかついな。
あれでもよく見てみるとxに関しては2次関数だ。
で、頂点を求めたいと。
g(x)いかついけど、
なんだ平方完成したら終わるのね。
②
aが実数全体を動く???
ちょっと何言ってるかわからないな。
頂点のx座標?
ああ、さっき①で求めたやつね。
ん、また最小値?
頂点の最小値??
何言ってるかわからないな笑
とりあえず答えを見よう。
あーなるほど、頂点のx座標をXと置いてもう一回平方完成するのね。
今回は横軸がaで、縦軸がXか。
ああ、aが実数全体を動くって全範囲動けるってことか。
だから頂点の部分で最小値と。
③
次はtを置き換えるのか。
今度は頂点のy座標の最小値か。
②と同じ感じかな。
今回は頂点のy座標をYと置いてまた平方完成するのね。
平方完成しかやってないな笑
ん?文字置き換えたら範囲確認?
これが大事なところかな。
ああ、文字をaからtにした時にtの範囲を求めてるのか。
だからグラフの赤線部を見ればいいから最小値が求まると。
・・・
いきなりこんなスムーズにわからないかもしれませんが、
何度も読み込んで理解していきます。
2、解き方の流れ=解法のフローチャートを何も見ずに暗唱すべし。
今回のメインの部分です。
解き方の流れって一体なんだろう?って思った人もいるでしょう。
フローチャートとは、
実際にやるべき手順をまとめたものです。
Aして
→Bして
→Cする
のようなものです。
今回の問題の場合はこんな感じになります。
①
平方完成して
→頂点を求める
②
頂点のx座標をXとおいて
→平方完成して
→グラフを読み取る
③
文字をaからtに置き換えて(tの範囲に注意)
→頂点のy座標をYとおいて
→グラフを読み取る(tの範囲に注意)
このフローチャートを何も見ないで言えるようにする。
これが本当に重要です。
これができたら、実際に解かなくても、
問題文を読んでやることが明確になりますよね。
そしたら、あとは手を動かして、
計算してグラフをかけば解けます。
毎回解いていたら時間が無くなりますし、
とにかくハードル高いですよね。
まずは解き方の部分を何も見ないで言えるようにすることが重要です。
何度も何度も繰り返して覚えていきます。
もちろん、今回のフローチャートは一例です。
自分の言葉で手順が言えれば、上と一言一句同じである必要はありません。
要は解答部分を自分の言葉で、手順を言えればOKなのです。
3、最終確認で実際に白紙に解答を書けるか確認すべし。
解法のフローチャートが言えるようになったら、
最終確認のために実際に解いてみましょう。
これはシンプルに問題だけ見て、白紙に解答をかけるかを確認できればOKです。
これを見て、
このようにかけたらOKです。
この段階は確認なので、最後の最後にやりましょう。
【まとめ】解法のフローチャートは解き方の要約
問題を読んで理解するときには、必ずどういう手順で解いているのかを意識しましょう。
そしてその手順を最初はうまくまとめられなくても、
Aして→Bして→Cする
というように要約してみましょう。
こうやってコンパクトにした形を、何度も繰り返して覚えていきます。
最終的に問題文を見たときに、フローチャートを何も見ずに暗唱できたらOKです。
今回の記事でフローチャートについてイメージできたと思うのでぜひやってみてください。
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