今回は大学受験数学の勉強法の基本の基本について話していきます。
特に受験生が気になる反復回数についての問題はこの記事を最後まで読めば解決するでしょう。
それでは本題に入りましょう。
Contents
受験生に絶対聞かれる質問。問題集は何周すればいいですか?
何周すればいいですか?
私は大学受験に携わって10年以上経ちますが、
この質問は何千回聞かれたかわからないほど聞かれました。
というわけで、そろそろ決着をつけたいと思います。
結論から言うと、
完璧にできるようになるまで何十周でもしましょう。
まぁこれを言ったしても、納得しないのはわかっています。
だから何周ですか?ってね。
多くの先生たちはここで明確な回数を答えてくれるのでしょうが、
あえて原点に立ち返ってなぜ周回数を重ねる必要があるのかを考えてみましょう。
人間は忘れる生き物である。この大前提を知ることが気持ちに余裕をもたらす。
まずは周回数を重ねるのはなぜか?
という素朴な疑問ですが、要は忘れてるんですよね。
ここで受験生に覚えてもら痛いことがあります。
人間は忘れる生き物であるということ。
勉強したことを忘れるのは当たり前であり、
別に頭が悪いとか才能がないとかそういう問題とは全く別物だということ。
これを強く認識することが周回数について考える上ではとても大事なことになります。
気持ちはわかります。
何度もやったことを忘れたら萎えますし、凹みます。
私が受験生だった時も、3周もしたからもう大丈夫と思っていたら、
模試で全然できなくて、萎えて凹んで、自分はバカなんじゃないかと考えてうつ状態になっていました。
こうなってしまったのは、ただただ知識がなかったからです。
人間は忘れる生き物という、超当たり前のことを知らなかった。
ただそれだけです。
バカでもなんでもなくて、人間はそういう生き物なんだと認識できてなかった。
逆に言えば、人間は忘れるということが認識できていたら、
気持ちに余裕を持ってもう一度覚え直すということができます。
忘れるのは当たり前。忘れたらまた覚えればいい。
そう、忘れたらまた覚えればいいんです。
忘れるのは当たり前ですからね。
覚えなおすために周回数を重ねていきます。
じゃあ本題の何周やればいいんですか?という話ですが、
受験生が期待するような3周でいいよなんてのは口が裂けても言えないわけです。
だって忘れますからね。
3周やっても忘れます。
忘れたらもう1周やればいいじゃないですか。
という話なんですね。
逆に言えば、3周と言われてそれを信じたのにダメだったなんてケースもあるわけです。
もっとシンプルに考えましょう。
忘れたらまた覚える。忘れるのは当たり前であるとね。
手始めに目安としてまず3周繰り返してみよう。
とはいえ、1つの目安を提示しないと動けない受験生も多いと思うので提案です。
まずは3周やってみましょう。
そして、忘れた部分だけを繰り返していきましょう。
忘れた部分だけっていうのがポイントですからね。
もっと言うと、ある問題があった時に途中までは覚えてることもあると思うんですよね。
そしたら、そのできない部分だけを繰り返していくわけです。
例えば、2次関数の最小値を求める問題だと、
平方完成まではできたけどその後ができなかったなら、
グラフの書き方、最小値の読み取りだけを繰り返せばOKです。
このくらいラフにやっていきましょう。
もちろん、書いちゃダメですよ。
数学の勉強は書いたら進みが異常に遅くなります。
その話は他の記事で。
それでは。
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