今回は
挫折経験者が語る。青チャートは絶対に使ってはいけない
という話をしていきます。
数学を勉強している人なら、みんな一度は聞いたことがある青チャート。
本屋さんで平積みにされているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
青チャートは、数研出版から出ている網羅系参考書の決定版。
これやったらなんでも解けそうな気がする感が半端ない辞書のような分厚い参考書。
私は背伸びして青チャートに手を出して、大変な目にあいました。
生半可な気持ちで手を出すと痛い目にあうの必須です。
Contents
背伸びしても成績が伸びずに自信が吹っ飛ぶだけ。
受験生の頃の私は、数学は好きでしたが、
特別そこまでずば抜けて数学ができたわけではありませんでした。
白は一番簡単だし論外。
黄色も微妙。
赤はちょっとなぁ。
そんな具合で、一番人気の青チャートに、
相当背伸びして手を出したのです。
いま当時を振り返ると、
青チャートをこなせるほどのレベルにはなっていませんでした。
絶対にやってはいけない受験生そのもの。
ですが、カッコつけて背伸びしてしまったのです。
そこからは地獄の日々でした。
一つ一つの問題に時間はかかるわ、全然前に進まないわと、
やればやるほど、落ち込むし、自信は削がれるし、
途中で嫌になって、それから青チャートは開かれることはありませんでした。
問題数が多くて、問題が難しいってどう考えても詰む
まず言いたいのは量が多すぎるということ。
たしかに、網羅的に勉強できるのが理想です。
大量に解けたらそりゃいいでしょう。
だけど、大学受験は数学1科目だけで決まるものではありません。
全体で合格最低点が取れたら受かるシステムです。
チャートに手を出すと数学に勉強時間のほとんどを持っていかれてしまいます。
これはまずい。
そしてレベル感。
青チャートは上から二番目ですが、ぶっちゃけ難しいです。
数1の因数分解ですら難しい。
理解できなくて停滞して、ずっと同じ問題を考えるって相当辛いです。
基礎が抜けてるのに応用を考える時の歯が立たない感は半端ないです。
私は基礎をすっ飛ばして、断崖絶壁をよじ登ろうとしていたのです。
現実的にできることを積み重ねる。基礎問題精講をやろう。
数学が得意で、時間の余裕がある人には青チャートはとても良い参考書だと思います。
けど、当時の私も含めて、
現実的に青チャートはきついって思っている人は結構いると思うんですよね。
じゃあそんな人はどうすればいいのか?
基礎問題精講をやりましょう。
基礎問の何がいいかって、薄いこと。
薄くて、問題数が少ない。
青チャートの逆をいってます。
当然、難しい問題はカットされていますし、網羅性はだいぶ落ちます。
でも、その分周回数を重ねることができます。
知識の定着には反復が絶対必要です。
青チャート全部解いたとしても、忘れたら意味ないんですよね。
逆に少ない問題数の基礎問を何周もしたら、めちゃめちゃできるようになります。
基礎問については以下の記事でも話しています。
受験数学勉強法まとめ〜偏差値30から難関大合格までをはじめからていねいに
【まとめ】青チャートで挫折しても、基礎問で復活して自信つけよう。
カッコつけても意味がありません。
自分のできることを、自分のできるレベルからやっていきましょう。
受験生を見ていると、当時の私のようにカッコつけて、
苦しくなっている人が多いです。
それは本当に無駄なので、現実的にできることをやっていきましょう。
それでは!
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