数学が苦手な人が基礎問題精講を現実的に使っていくための話をしていきます。
現実的にできることを提案していくので、
そのまま真似してもらえれば少なくとも挫折確率は大幅に減少し、
1冊最後まで終えることができるでしょう。
まずはこの1冊を仕上げることが大きな自信になります。
自力で問題を解くという概念を捨てること
問題集は自分の力で解かなければいけないと、今まで先生に言われてきた人が多いと思います。
ですが、数学が苦手なら自力で解くのは現実的に厳しいです。
自力で問題を解くという概念を捨てて、何度も解説を読んで真似していきましょう。
自力で解けるレベルにないからこそ基礎問をやっているのであって、
要は最終的に、試験本番で何も見ないで解ければいいので、苦手な人こそ気楽に読み進めていってほしいです。
数学が得意な人はなぜ自力で解けるのかというと、解くための知識が頭の中に入っているから解けるのです。
数学が苦手な人はその知識、武器がないわけです。
その状態で何時間もウンウン悩んだところで、時間の無駄になってもったいないです。
まずは数学の問題と解説に慣れるために何度も読んで、理解するところから始めましょう。
現実的にできることを積み重ねていくことでしか、数学の力はつきません。
自力で解かなくて大丈夫かと不安になる気持ちはわかりますが、信じてついてきてくれればわかるはずです。
問題文を読んだら、解説を読む前にポイントを覚え、精講を読もう。
基礎問は
問題→精講→解説→ポイント
という順番になっています。
順当に進めていけば、ポイントは解説を読んだ最後にまとめられますが、
ここが一番美味しいところなので、初めに吸収することが重要です。
具体的にはポイントを何度も音読して覚えます。
実際よくわからなくてもOKです。
ポイントだけだとわからないのは当然です。
しかし、この覚えたところがこの問題の重要な部分なのだとわかって解説を読むと理解が楽になります。
ポイントを覚えたら精講も読みましょう。
完璧に理解できなくても何度か読んで大体わかったらOKです。
解説を読む前にそのポイントと周辺知識から固めてしまえば解説の理解は楽になります。
邪道と言われるかもしれませんが、現実的にできることが挫折しない大事なことです。
ポイントと精講を押さえた上で、改めて問題を読み、解説を熟読しよう。
ポイントを覚え、精講を何度も読んでだいたい理解したら、改めて問題文を読みます。
そしていよいよ解説を読みます。
この時重要なのはポイントはどこで使うのかという1点です。
問題の急所をポイントとしてまとめてくれているので、ここが一番重要な箇所です。
その使い方を解説を読んで理解していきましょう。
あーここで使っているのねと分かればOKです。
解説に関してもすぐに理解できなくても不安になることはないです。
何度も読むうちに、理解度が10%→20%→・・・と少しずつ上がればOKです。
ここでいきなり100%になることを期待すると挫折するので注意です。
何度もやる中でできればOK。
実際の本番までに自力で解答を再現できればいいので気楽に反復しましょう。
まとめ
自力でちゃんと解かないといけないと考えていた人には不真面目なやり方に思えたかもしれませんが、
大事なことは試験本番で問題が解けるようになることです。
スポーツでもなんでも、最初は上手い人の真似から入ります。
数学だって同じです。
上手い人の解き方を真似ていく。
自力で考えるのはその後の話です。
まとめると、数学が苦手な人は、
・自力で考えるのではなく、真似る
・ポイントと精講を先読みし、解説の理解度を上げてから解説を読む
・反復する中で少しずつできるようにする
ぜひやってみてください。
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