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初めから始める数学1A2B3。数学嫌いが苦手克服するための参考書
参考書レビューの前に伝えたいこと。
このブログで取り上げる参考書・問題集は基本的に良書です。
ですが、この世に完璧なものはありません。
良書の弱点部分を補完することで、本気で勉強して成績を伸ばそうとしている受験生の一助になれば幸いです。
そしてもう1点。
数学の成績を伸ばすためには、どれだけ参考書・問題集に詳しくなっても仕方ありません。
良いと思ったら実際に参考書・問題集を手にとって勉強しましょう。
勉強しないで数学ができるようになる魔法なんてありません。
完璧ではなくても、現実的に成績を伸ばすことができることを念頭に置いています。
受験数学に才能やセンスなんて必要ありません。
1つ1つ積み上げたら必ず成績は伸びます。
最初は大変だと思いますが、頑張ってください。
初めから始める数学はどんな参考書?
講義形式の参考書です。
基本事項の確認→練習問題→解説
という流れになっています。
教科書をより噛み下いてフレンドリーに解説していて、
偏差値30〜40の数学が苦手で嫌いな人が詰まりがちな、
・数学的な概念の説明
・式変形
が詳しく丁寧に解説されています。
個人的にはフレンドリーな口調がちょっとイラっときますが、そんなことは小さなことです。
初めから始める数学の対象者は?
・すべての数学嫌い&苦手な独学で勉強している人
・文系理系問わず、数学が苦手だけど受験で必要な人
・授業についていけない高校生
・先取り学習しておきたい高校生
・数学2Bや3を勉強しているがよくわからなくなっている高校生
初めから始める数学を使う上で絶対に意識すること
数学的概念を理解して問題が解ければ良い
難しいことを考えずに、数学的概念を理解し、問題が解ければOKです。
公式の証明など難しいことも載っていますが、それは一旦スルーで構いません。
公式の証明が大事だという先生もいると思いますが、そんなの理想論です。
難しい証明で詰まって辞めてしまうよりも、とりあえずスルーして問題が解けることが重要です。
そうやって問題を解いていくうちに、数学に慣れていき、証明も理解できるようになります。
欲張らずに、まずは問題が解ければOKと考えましょう。
ただし、公式と定義(言葉の約束)はしっかり覚えましょう。
【重要】初めから始める数学を勉強する上での注意点
解説の弱点について
丁寧で詳しい説明が特徴の初めから始める数学ですが、
・式変形など細かいところがごちゃごちゃ書いてあって、何が重要なのか見失うことがある。
・また重要な箇所の強調が甘い。
そこで、このブログでは初めから始める数学の解説の弱点を埋めるために、
各分野各項目ごとに概要と何が重要なのかを書いていきます。(後日追記)
陥りがちな罠について
初めから始める数学は読みやすいがゆえに、なんとなく無思考で字面だけ黙読で読み進めてしまう危険性があります。
読んだつもりになって、分かったつもりになることほどもったいないことはありません。
飛ばさずにしっかり読むために音読していきましょう。
音読なら読み飛ばすことはありませんし、自分の声に出して事を耳で聞くことによってより記憶に定着します。
問題数が圧倒的に足りない
講義形式の参考書のため、問題数が圧倒的に足りません。
また、そのレベルも教科書レベルの域を出ません。
となると、それを補完するために問題集が必要になります。
初めから始める数学のお供として、基礎問題精講をオススメしています。
解説が理解できない時は中学数学に戻りましょう
中学数学全てを復習する必要はありません。
必要な箇所のみ戻って、復習すれば初めから始める数学の解説は理解できるはずです。
わからないときはプライドを捨てて、中学に戻ることが重要です。
初めから始める数学の具体的な勉強法
初めから始める数学は1dayごとに項目が区切られています。
これをひとかたまりとして勉強していきましょう。
まずは1dayを3周音読しましょう。
完璧主義にならないことが重要です。
3周する中で徐々にわかるようになればOKです。
「この項目ではこんな感じのことを勉強するんだ」
「この部分がよくわからないなぁ。チェックしとこう」
といった感じで、まずは慣れることが重要です。
次のdayに進みます。章の終わりまできたら通しで1周音読します。
項目ごとに3周音読して理解を深めて先に進みます。
章の最後まで到達したら、通しで1周音読します。
ここまできたら、なんとなくはその分野の内容が理解できていると思います。
公式、定義をdayごとに暗記します。
数学も必ず暗記は必要です。
特に見逃しがちなのは言葉の約束である定義です。
関数というのはなんとなくはわかるけど、
じゃあ説明できるかといったら怪しいという人は多いと思います。
定義を覚えることを忘れないようにしましょう。
問題を解けるようにします。
この時、問題の流れ(フローチャート)だけ言えればOKです。
A→B→C
(AしてBしてCする)
フローチャートについては別記事参照。
該当分野の基礎問題精講で問題演習をします。
初めから始める数学だけでは演習不足は確実なので、基礎問題精講で補完します。
最初は難しいと思いますが、初見で解ける必要はないので気楽にやりましょう。
何度も繰り返す中でできるようになればOKです。
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